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☆第3話☆
◇はぐれ者たちの島◇
~Lost IsLand~
~甲板~
_____
:./ ,..::'! .: {i,\
: /_, 。ィ' li:.、ヒァ'\ いい朝だお
/ `ヾ、.:'.::`ミ/゙'、. \ : ぐっすり寝れたし今日も一日がんばるお
:.| ⌒';,゙i, ri:.:i .::' メ、、 |
\ ,:' /,';;;}:.ヾ:. / : でも前がよく見えない……お?
:.ノ \
/´ ヽ
/ ̄ ̄\
/ _\ /
| ( ●)(●)
. | (__人__) コォォォォォォォォ……ッ!!
| (_.ノ ノ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く /⌒)
| ソ /
| |ヽ_ _/
/ ̄ ̄\
/ _\ /
| ( ●)(●)
. | (__人__)
| (_.ノ ノ せいやぁぁっっ!!
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く ≡⊃≡⊃ シュッシュシュ
| ≡⊃≡⊃≡⊃
| |≡⊃≡⊃≡⊃
≡⊃≡⊃
(( (ヽ三/) (ヽ三/) ))
(((i )__ ( i)))
/ /⌒ ⌒\ \
( /( ●) (●)\ )
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ …………
| |
\ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) 何だ先生、早いじゃねぇかよ?
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
| \
| |ヽ、二⌒)
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ やらない夫こそ
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 朝から稽古なんてやる気満々だお?
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) なぁに、クセみてーなもんだ
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | } 俺にコイツをしこんでくれた人の教えでな。
. ヽ }
ヽ ノ 朝の澄んだ空気はストラの力を高めるにはいいんだと
/ く
| \
| |ヽ、二⌒)
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ ストラって確か……
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 気の力を利用した治療法だお?
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
____
/⌒ ⌒\
/( ー) (ー)\ ほんの少しだけど昔勉強してみたことがあるんだお
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| | やる夫は医学を学ぶために軍学校に入ってたんだお
\ `ー'´ /
カンカンカンカンカンッ
やらない夫~、先生~? \
朝ごはんの時間なのだわ/
~自室~
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;) さて、朝ごはんも済ませたし……
/ (─) (─ /;;/ 船の修理待ってるだけってのも退屈だお
| (__人__) l;;,´
/ ∩ ノ)━・'/ かといって外にははぐれとか居るかもしれないし……
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| | 翠星石を……お?
\ /___ /
/ .,※,...-―:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ー-.、 \
/ /,.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:\※ヽ
\ /:.:.:.::/:.:.:.::.:.:.:.:.:.:!:.!:.:.:.:.:.\::.:.:.:..:ヽ ',
/:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:../.;イ.:ト、.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ 何ですか、やる夫。
,':.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.,:イ:/ ;:/ ヽ.:..:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.'※.
!:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:/.// // \:.:.:.:.|:.:.:.:..:.:i
|:.!:.:.:.:.:.|;∠..-'" 〃゛` ―--\:.!:.:..:.:.::,' } また変なことしたら今度は豚ミンチじゃ済まねーですぅ
!ハ:.:.:.:.:.! _,, / 、_ /:.:.:./:/∧
i! \:.:.:\`=''" `ー=''イ/:.ィ//:.:.
}ヾ、_\ ' //´ /:.:.:.
ト、※,.>-―…―--<7´※ /:.:.:.:.
!:.r(´.._'' ¨´ ̄ ̄`¨r-┴ 、 /ユュ_:.:.
/:.{ 〉ーュ__...::::::::::.r―_`ヽ〈 // {j:.:.
. /:.:/{Y´,.-<:::::::::::::::`ー、` ノュ!_j⌒ーリ:.:.
/:.:.:! >` ー'、..__>-、_.ノス ,' |:.:.
/:.:.:.| {~`^ーセ┘!}{} !㍉x-イ } ,' |:.
/ ̄ ̄ ̄\
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \. まて、落ちつけ。
| (__人__) | どうせ時間もたっぷりあることだし
\ ` ⌒´ / 今から授業を始めようと思ったんだお
/ \
元々、やる夫は翠星石の家庭教師だお
/ /,.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:\※ヽ
\ /:.:.:.::/:.:.:.::.:.:.:.:.:.:!:.!:.:.:.:.:.\::.:.:.:..:ヽ ',
/:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:../.;イ.:ト、.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ
,':.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.,:イ:/ ;:/ ヽ.:..:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.'※.
!:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:/.// // \:.:.:.:.|:.:.:.:..:.:i ま、その通りですぅ
|:.!:.:.:.:.:.|;∠..-'" 〃゛` ―--\:.!:.:..:.:.::,' } 白饅頭にしては言ってることがまともですぅ
!ハ:.:.:.:.:.! _,, / 、_ /:.:.:./:/∧
i! \:.:.:\`=''" `ー=''イ/:.ィ//:.:. でも道具はどこにあるですか?
}ヾ、_\ ' //´ /:.:.:.
ト、※,.>-―…―--<7´※ /:.:.:.:.
!:.r(´.._'' ¨´ ̄ ̄`¨r-┴ 、 /ユュ_:.:.
/:.{ 〉ーュ__...::::::::::.r―_`ヽ〈 // {j:.:.
.
(( (ヽ三/) (ヽ三/) ))
(((i )__ ( i)))
/ /⌒ ⌒\ \ 大丈夫だお。
( /( ●) (●)\ ) さっきやらない夫から紙とペンを借りてきたお。
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| | それに谷口がちょうどいい本もってたお。
\ / これで即席の教科書作るから少し待ってるお
___
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ えーっと、何から始めようかお……
| (__人__) | ________
\ ` ⌒´ ,/ .| | |
ノ \ | | |
/´ | | 教科書 | とりあえず、召喚術の基本やっとく?
| l | | |
ヽ -一ー_~、⌒)^),-、 | |_________| 翠星石は召喚術についてどこまで知ってるお?
ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | |
,. -‐' 二二二二ニ、‐- 、
/ _r‐┘ ※ ※ `^ヽ\
/r‐'´ ※ _r-:‐ヘf^^¬‐-、※\`ヽ、
/ /※ _r‐┘::.::.::.:lト、::.::.、::.::.:: ̄ヽ} /
. / l 「 _r┘::/::.::.::l::|::.||l:ト、::.::\::.::.::.::.:V|
/ ∨::.::.::.::l::.::|;ノ:/::.l:|T 弋ー:ヘ::.::.::.::|:|
. く |::.::.::.::.」::イ://l::/// _ `ー┤::.::.::ハ
`゙┬|::.::.::.´:|::// ‐ / ' 、二ニ }::.::.:/::.::l 別の世界に暮らす者を呼び寄せてその力を借りる事ですぅ!
|::.ヽ.::.::.::.V -‐'′ , 〃__/:::/l::.::.:|
. l::.::.::.「ヽ、_::\" r-―‐1 `ーイ※|::.::.::l これくらいは常識ですぅ!
ト、\::} 、レヘ ̄ ! | ,.ィ′ /::.::.::.|
|_込_\小 |> 、 ヽ、_ノ ,.イ::.{ }::.::.::.::.l
/´ ー--ミ、 |::.:/l::`フ ‐'´L_|::( 、レ|::.::.::.::.:|
. | 二ニ、∧ヽ レ‐'´ rミニへ `7 小Ln::.::.: |
rーl ,.:‐ァ'′|\\/ ,.イ^ヽ \! | | ト、 ::.:|
ト厶 }::/:.:.:.:.:li \ヽ//| }{ ト、 }、レ | |{:.:l ::.:|
rへ、`ーグ:.:.:.:.:.:|i、レ i}//:/l }{ |::|ヽ{ 小 | | ):ト、 :|
___
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ いぐざくとりぃ。
| (__人__) | ________
\ ` ⌒´ ,/ .| | | やる夫達の暮らしてるリィンバウムは4つの異世界と隣り合わせなんだお。
ノ \ | | | 召喚術ってのは魔力と呪文、それにサモナイト石を使って
/´ | | 教科書 | それぞれの世界から召喚獣を喚び出してその力を借りる方法なんだお
| l | | |
ヽ -一ー_~、⌒)^),-、 | |_________|
ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | | サモナイト石ってなんなんですぅ>
(( (ヽ三/) (ヽ三/) ))
(((i )__ ( i)))
/ /⌒ ⌒\ \
( /( ●) (●)\ ) これの事だお。
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ この5色の石っころがそれぞれの異世界の扉を開く鍵になるんだお
| |
\ /
____ 黒い石は機界ロレイラル、全てが機械仕掛けで作られた世界。
/⌒ ⌒\ 赤い石は鬼妖界シルターン、人と妖怪が一緒に暮らす戦乱の世界。
/( ー) (ー)\ 紫の石は霊界サプレス、天使や悪魔、霊的な生き物の世界。
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 緑の石は幻獣界メイトルパ、亜人達が共存する自然豊かな世界。
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
/ .,※,...-―:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ー-.、 \
/ /,.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:\※ヽ
\ /:.:.:.::/:.:.:.::.:.:.:.:.:.:!:.!:.:.:.:.:.\::.:.:.:..:ヽ ',
/:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:../.;イ.:ト、.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ
,':.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.,:イ:/ ;:/ ヽ.:..:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.'※. でも石は5つあるですぅ。
!:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:/.// // \:.:.:.:.|:.:.:.:..:.:i
|:.!:.:.:.:.:.|;∠..-'" 〃゛` ―--\:.!:.:..:.:.::,' }
!ハ:.:.:.:.:.! _,, / 、_ /:.:.:./:/∧
i! \:.:.:\`=''" `ー=''イ/:.ィ//:.:.
}ヾ、_\ ' //´ /:.:.:.
ト、※,.>-―…―--<7´※ /:.:.:.:.
!:.r(´.._'' ¨´ ̄ ̄`¨r-┴ 、 /ユュ_:.:.
/:.{ 〉ーュ__...::::::::::.r―_`ヽ〈 // {j:.:.
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;)
/ (─) (─ /;;/ その透明な石については詳しく分かってないんだお。
| (__人__) l;;,´ 今説明した4つの世界の召喚獣は呼び出せないんだお。
/ ∩ ノ)━・'/ けど、それとは全く異なった召喚術を使うときに必要なんだお。
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| | とりあえず、「名もなき世界」って呼ばれてるお。
\ /___ / 翠星石、ちょっと石に触ってみるお?
\ /:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:\ ヽ \
ヽ/:.:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./:/:.:.:.:.!ヽ ヽlヽ キュイィィィィン....
/:.:.:.:|:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:///:.:l:.:.:.:|:.:ヽ / l
. |:.:.:.:..|ィ‐_-_、_. -///;ハ:.:|:.:.:.:!:.:.:.V l
. |l:.:.:.:.N r‐ァ-、` ̄ メ/‐-ヽ|、:.:|:.:.:.:| _」
ハ:.:.:.:l 弋:ソ /´ ィ=‐、、\/:.:.:./-r ´ わわっ?
/:.li \_\ , 弋:ソ '´/:.:.:./:.:.:.l な、なんですかこれ!
. __ /:.:.li il、 , -- ‐、 _/:.:./:.:.:.:.:.! 緑の石だけ光ったですぅ!
/´‐-、ト,:./:li ※ il:.:\ {__ } ア ̄/l:.:.:.:.:.:l:.l
. / ‐-〈//li il:.:.:.:.:.> 二ニ´ィ:li ※〃:.l:.:.:.:.:.:.l:l 危険なことが起こる前に粉砕してやるですぅ!
l `ニ7'´: :.li il ̄ ̄ _\ノヽ._l:li il-lユ‐_-、:.:!l
r‐l |フ!: : にli il〃 ̄ ィトK\ li ilこ|ー‐ |:.:.:.l
|〉l イ _): :.にli※/ \///)l:l l:l ヽli. ilこ!|二 /:.:.:.:.:!
/>にLイ<:.:にli /´ //(!|:| L!==li※!こl./ /!:.:.:.:.:.:.l
丁L__|ーLノ:.:.:.にX // )!|:| ハ ilこ! l /ヽl:.:.:.:.:.:.:l
(( (ヽ三/) (ヽ三/) ))
(((i )__ ( i)))
/ /⌒ ⌒\ \
( /( ●) (●)\ ) 大丈夫だお。
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ それは翠星石の魔力に反応して光ってるだけだお。
| | 翠星石は幻獣界の召喚術と相性がいいみたいだお?
\ /
r ―――――-- 、
,ィ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽヽ、
//__, ィ―――、――、 \ヽ、
∠_/´7 : : : : ィ´ : : : : : : :ハ`ヽ、 \ \
/ : : / : : / : : // : : /: :! :ヽ :\ ヽ \
/: : //: : / : : /: :/: : : ノ: : |: : !ヽ: : ヽ ヽ ヽ
/: : : /: : /: :/: : /: : /: :i ∧: : :|: :ヽ! } /\ヽ 本当ですか?
! i : : !: :/: :/: : /: : /ィ: : /: : ヽ: :!: : : ! Y_ ヽヽ 翠星石は緑が大好きですぅ!
.!: :| : : !/、_/_/ _ィ//: : /∧: : : : !: : : : } | `ヽ、 ヽ!
! ハ: : |./> ̄/ ノ :入〈 !: : : : !: : : :! /! `ヽ! 害なすヤツには容赦ない自然の驚異、見せてやるですぅ
|〉、ヽ ! ゙ミミ三、 // `〈__! : : /: : : :イ: :!
| 「ヽ!`ゝ::: ミ、、_ 〉へ : : :ノ :|: :|
| | ヽヽ :::: l ::: `゙゙=ミ/: :/:/ /: ! : !
| | ヽ \ !ーァ ::: /:// /: : |: :|
! .\ \ `´ ,イ⌒ア^〉 /| : : !: :!
/| }-、,-、__}>r-ァ´ ̄ / / /: :! : : |: :!
/: ! >-、_ 7―、`/ ノ /: : :! : : ヽ:|
/ : : / /\ /==Y〈`-"⌒ヽ< / : : : |: : : : :ヽ
____
/_ノ ヽ_\
/( ●) ( ●)\ まぁ、練習次第だお?
/ ::::::⌒(__人__)⌒:::::\ 何事も基本が大事だお。
| ( ( |
\ `ー' / 具体的な手順とかはまた今度教えてあげるお。
/ ̄ ̄ ̄\
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \. 後、これも大切なことだお。
| (__人__) | はぐれ、ってのが居るお?
\ ` ⌒´ / あれは喚び出されたけどなんらかの理由で元の世界に帰れなくなった召喚獣の事だお。
/ \
___
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;)
/ (─) (─ /;;/ そういった召喚獣っていうのはほとんどが人間に対して強い恨みを持ってる場合が多いお。
| (__人__) l;;,´ だからここに流れ着いたときもはぐれに襲われたお?
/ ∩ ノ)━・'/
( \ / _ノ´.| | そういう「はぐれ」を出さないためにも、喚び出した召喚獣はちゃんと元の世界に戻してあげるんだお。
.\ " /__| |
\ /___ / コンコンコン>
どうぞだお?
| __::. ::: . , r┘
|´, `丶、.::;:' 〕
|/ / / , V t┘ ちょっといいかしら?
|,// / / , V.:- 」
| /// / , l i|::::. _「′
|,'/ / / ,:' l l,'.: r┘
| '_\ //, / ソ|!》 これからの事で話し合いするから船長室に集合なのだわ
r、, 〈::ノY/イ寸个l|
ト l__ ィ'刀| l{ l| il
と j::::::::::::V| l i| /' {!
|ノ::::::::::/| ハ ! l|
|ト、::::::「三¬-、 l
||::::i‐┘ ̄> 、〉|
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) さて、集まってもらったのは……
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 新しい客人に俺たちの事情を説明するためだJK
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
| \
| |ヽ、二⌒)
__ ,.-¬- 、._
/ '´, 、 、 `ヽ、
r´ / l ヽ \ 、ヽ
/ / /l. l、 \ ヽ ', lヽ
/, l. / /´ヽ lヽ ヽ. ! ヽ. ト ヽ、
'´| V '__ヽ. ト\、_',| ',| 私達があの船を襲った理由はもうご存知ですよね?
| l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl. ト.|
lハlヘ|´ ` ヽ´ ``〉,^! | !
l\l| | //ィ N
| ハ ヽ __ /ハ/ ` _
'′lハn\ `ニ´/! ! ,イ |
_,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\ | |ヽ
_, - ' / | ヽェ、 ' | ヽー、 _ | ト. ヽ
,.、-‐ ´ / | / 〉 | ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
/ ヽ 〈 ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、 ,〉 | l_! ヽ ゙l
/ ― ― \
/ (●) (●) \ あのボンボンのことだお?
| (__人__) |
\ mj |⌒´ /
〈__ノ
ノ ノ
, __,,::-:..、__
./i__,,r''゙/::,,='''´:::.`''ヽ
∧゙、::i::〈::f::::::::_;;:-:::::、:.`:、
/:::::ヾ;:!、:、i;::'ヘヽヽ;::::::::::、{
〈:::::/'!i゙ |::|. |:ト;::::::::〉 それを持ってるあんた自身が一番分かってるとは思うが……
/:、{.-|ト、,,_ 、,,|;'-‐jノ'ミ:::、{
ヽ;:l i┬r ヽ ''~Tユ~`.},=〈 あれは元々剣なんだよ……なんであんな形してるのかわからねぇが。
.iヘ  ̄ ,! !゙ビi.〉 ともかく、あれはある組織で厳重に保管されてた二本の剣の一つで
.{.「i ヽ!. _,,/ 強大な魔力と知識が封じられた品なんだ。
`'ヽ. iラー''^ヽ /
ヽ、 '-‐‐'''゙ /|
.iヽ、__ ,,/./ヽ、 __ ,,.、
,.-| __,,r‐゙‐''''i~`i. |. l,,,___
____ ,
/ \ -
/ ― ― \` その厳重に保管されてたはずの物な何でここにあるんだお?
/ (● ) (● ) \
| (__人__) | そ、それは……>
\ . `⌒´ /
. mj~i
〈__ノ
ノ ノ
__ ,.-¬- 、._
/ '´, 、 、 `ヽ、
r´ / l ヽ \ 、ヽ
/ / /l. l、 \ ヽ ', lヽ
/, l. / /´ヽ lヽ ヽ. ! ヽ. ト ヽ、
'´| V '__ヽ. ト\、_',| ',| かっぱらってきたんですよ、その谷口君が。
| l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl. ト.|
lハlヘ|´ ` ヽ´ ``〉,^! | !
l\l| | //ィ N
| ハ ヽ __ /ハ/ ` _
'′lハn\ `ニ´/! ! ,イ |
_,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\ | |ヽ
_, - ' / | ヽェ、 ' | ヽー、 _ | ト. ヽ
,.、-‐ ´ / | / 〉 | ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
/ ヽ 〈 ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、 ,〉 | l_! ヽ ゙l
/ ̄ ̄ ̄\
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \. すごく……泥棒です。
| (__人__) | 海賊に言っても関係ねーですよね、はい。
\ ` ⌒´ /
/ \
ノ:.'´_:._`:.、:.;、ヽ:.:./:/:/'ノ:.:.:.:.i
ノ:´:.:.:,:/:rゝ/;tYl:Vム;.Y、ー':.ヽ;!
l:.:,r:'´Y/ l:l ``′ ';.l ヽト:.:.:.:', 無色の派閥、って知ってるか?
)k/:./l;'.__ l:! リ ._リ';.`Y
〉-;.:'l l _`ヾ、 _, 、, r'´_/. !r-!
l 'Y';.l ´ 赱〕`` '近l ` リ< !
ヽ.ヽヽ. l ,'-,ノ
`';Y', l, ,' ´
,.rハ'´`丶、__ _ , ' __
/: ヽ \ ヽー /〉′.〉
/:ヽ: : ヽ l .!- ィ' 〉′ /ヽ、
/: : : : ヽ: : :,ツ__ ...'`-'.、' /ヽ: : :`:、.、
____
/_ノ ヽ_\
/( ●) ( ●)\ 無職の派閥?
/ ::::::⌒(__人__)⌒:::::\ やる夫も危うく無職になるところ――
| ( ( | そっちじゃねーよ>
\ `ー' /
/ ̄ ̄ ̄\
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \. あらゆる組織と敵対する召喚師の一団だお?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ \
/:.:.:_:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.l:.:.〉:/:リ:ヽ、
ノ:.'´_:._`:.、:.;、ヽ:.:./:/:/'ノ:.:.:.:.i
ノ:´:.:.:,:/:rゝ/;tYl:Vム;.Y、ー':.ヽ;!
l:.:,r:'´Y/ l:l ``′ ';.l ヽト:.:.:.:', 俺はその無色に居た。
)k/:./l;'.__ l:! リ ._リ';.`Y その剣は無色の派閥が作戦の重要なカギとして
〉-;.:'l l _`ヾ、 _, 、, r'´_/. !r-! 使うはずだった物なんだ。
l 'Y';.l ´ 赱〕`` '近l ` リ< !
ヽ.ヽヽ. l ,'-,ノ
`';Y', l, ,' ´
,.rハ'´`丶、__ _ , ' __
/: ヽ \ ヽー /〉′.〉
/:ヽ: : ヽ l .!- ィ' 〉′ /ヽ、
/: : : : ヽ: : :,ツ__ ...'`-'.、' /ヽ: : :`:、.、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト.、_
./ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::|:::::::::゙''ー、
|........ :;:::::::::::/.:::::::::/:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
.l::/:::::::::l::::/........./.... /............../........./........ ハ:::::|:::::: :|
l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::/:::::::::::::::/.:::::::/::::::::/::::/ .|i ...| 、: .| まぁ、谷口君は色々あって無色から抜けましたが。
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;/..::::;/ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::/i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.:::://:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l で。
ノ |::l::::/.斤l::::|::;イ:::::::/_.|/ -、`メ::/ /::/-''7::::|::::|:::::|ヘ:l
|::ト::ヽ,弋l:::|/:|::::;イ 攵;:cリ ̄`// /,ィ-ァ/:::::|::::|:::::| |:! その無色の計画を阻止しようと考えたんですよ。
.i:| l:::l.:\,l::::::|::/:|  ̄ /'゙ー゙イ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
l|.ノ::|::::l:::|i::::|/:::| /、 /:::::::/.|::l.|:: l
,ィ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ jノ.l::/ ですが、追っ手との攻防の中で谷口君がアレを失くしてしまいましてね。
/,.;:;:;:;//jメ ヽ:::::| -‐.T:::::/ j/ それを偶然帝国軍が回収したってワケなんです。
/{,.;.;.;.;.;.;゙ヽ, \.ヽ;::ト、 `ー-- -‐ ,:イ l::::/
/,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, \N. ` 、 ー /|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ、 /、゙ ー ' |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ、 \__. ヽ、::,\
;.;.;.;.;.;.;.;.;.l:;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:;:;:;\ /-、{;:;:;:,.ヽ、
/ \
/ ヾ´ ̄ ̄ ̄`ヽ
/ _,, --─-、|i、,,_ \
.! ./ ,. ' |ヽ\\ l
| / / / 、 |. | l |r==-、
{,| /// / / /l i. | l、 |,、|_ lヾi_ //
/>、i l l |,,/,/l | | _l,,,,l|_ヽ、{fjゞ,), /:|\V/ 先生が気づいてたかどうかは知らないけれど
ヾニ||! | | |/l/lソ | l /|/ |j | iヾソイ7 /i:|、ヽ|´ あの船には秘密裏にその剣を運んでた軍人が
/:/l | | |伐ゞ l、!//ィ升'芍l |`l´ /=|::| ヽ\ 乗り合わせてたのだわ。
/:/i |:|川 込ソ 辻少| | |/ /:/ l\:ヽ
<;イ |:| .||、''''' ____ '''' | |/ ./:/ / }::|
/| | (|!ニ、l´ 〉_/| |゙ヽ /:/| l ヾ'
//| |,ノ {(| /、-‐| | / ` | |
// l |{|゙ゝ、7ヽ,,__,,/ヽ、__| | / | |
_l/_/ r''〉'、_!ノ´, , 、 i /彡''゙´、\ rニ|l |ヽ
}_ ゙̄〈 〉/、j |_〉 |{∠ニシ/{ヽ-゙{ニ二ニ/
_/ニ,-ゝ、_〉l 、~__´/ (´/ノ`ヽ,,_ _//
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) で、話を聞いた俺たち一家が一肌脱いだってワケよ。
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | } 剣を取り返して誰も手が出せない場所に捨ててしまおう、と
. ヽ }
ヽ ノ 俺たちはその為にあの船を襲ったんだ。
/ く
| \
| |ヽ、二⌒)
/ .,※,...-―:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ー-.、 \
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!ハ:.:.:.:.:.! _,, / 、_ /:.:.:./:/∧
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ト、※,.>-―…―--<7´※ /:.:.:.:.
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l:l: :-:、l.: :::::::://://:∧:::._;l:-!: l:.|! それじゃ、翠星石は巻き込まれただけですぅ!
,l:l: : : ::|><__/ ' / '_,. へ:.|: l: :|::!l そんなのあんまりですよ!
l:.|:|: : : ::lz=ュ ′ z=ュ.リ:://: l
l: :Nヽ: : :ヽ ' /:://: : :.l さっさと翠星石を帰すですぅ!
l: : /il ヽ、ヽヽ /二ヽ / '// ̄`ヽ!
l: / il li、`` | | /' li:. ヽ
l:/ il li `丶、ヽ-- ,' ィ .il li::. ヽ
,/ il.※.li ,.ィ`不ヽ、 il.※.li::::::.. ヽ
. // .:il li // //'{l:l ヾ、il li\::::::... l、
/ l/ ..::::il li ヽヽ//l>ィll:l__,ノイ li:::::::丶、:::::::...l \
|: l:::. ..:::::::::il.※.li `イl:l. {.l:「´ il.※.li:\:::::::. `` ┘ \
/ ̄ ̄ ̄\
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \. あの、やる夫は?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / とりあえず、落ち着こう、な?
/ \